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再読了感想:問題児たちが異世界から来るそうですよ?4


 【本日の読了】
 タイトル:問題児たちが異世界から来るそうですよ?4
   著者:竜ノ湖太郎
   挿絵:天之有
 レーベル:スニーカー文庫
 my評価:A+

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て (角川スニーカー文庫)
横線1
レティシアが連れ去られたことで始まったギフトゲーム
【SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIREKING】。
勝利条件がない最悪のゲームの開始のとともに、
地上では巨人族がアンダーウッドを襲い、
天には最強種である龍の純血が雄叫びをあげる!
絶体絶命のなか春日部耀は、レティシアがいる吸血鬼の古城に1人乗り込んでいった。
十六夜も黒ウサギも手が届かない天上の城で、
十三番目の太陽を撃ち、ゲームクリアは出来るのか――!?

※公式サイト紹介文より

横線1

◆レティシア◆
今回のレティシアさん、マジ悲劇のヒロイン。
表紙からしてそんなオーラが全開ですしね。

そして明らかになったレティシアの過去。これは…キツいですね。
皆殺しにされたレティシアの家族や仲間。
磔刑+串刺し、止めに太陽光という、遺体さえ残らないような虐殺を行ったのは、
太陽の主権を目的とした同族の吸血鬼というのですから…
レティシアの怒りと困惑はどれほどのものか。
復讐の為、魔王と成り果てた彼女の姿が見ているだけで痛々しいです。

そしてレティシアに復讐を唆した謎の存在。
当人は遊興屋(ストーリーテラー)と名乗っていましたが…コイツも何者なのやら。
確かにコイツの言うことは決して間違っていないのですが、
無性にイライラするのはどう考えてもレティシアの為なんかではないからでしょうね。
明らかに何かに利用しようとしているか、あるいは自身の享楽の為としか思えません。
(十六夜をベースに悪意のみを具現化したらこんなキャラになりそうな感じですね)

その過去は極めて凄惨なもので、
それに加えてノーネームのコミュニティが魔王に滅ぼされたり、
人身売買の商品にされたりと不幸続きのレティシアですが、
それでも巡り巡って、この問題児達に出会えたことは本当に幸運だったと思います。
ノーネームも復興の兆しを見せつつあるとはいえ、まだまだ完全再興には程遠く、
その道が苦難続きであることは間違い無いと思いますが、
これからは少しでも幸福であって欲しい、と願わずにはいられません。

◆春日部耀◆
巨龍の出現により、パニックに陥るアンダーウッド。
その際、なんの因果か敵陣の古城へ単独で飛ばされてしまう。
十六夜も飛鳥もいない中、ほぼ単独でゲームクリア条件の謎を解く姿は
ここの所の不調の汚名返上、という感じでしたね。
(まあ実際には後一歩及ばず、ではあったのですが)

耀の父親・孝明が製作し、耀に譲渡されたギフト"生命の目録"。
同じギフトを持つグライアに圧倒され、
"生命の目録"のあまりに禍々しいその本質を目の当たりにしつつも、
父親の思いを信じ、"生命の目録"の真の力を解放するシーンは
本当に胸が熱くなりました。

◆久遠飛鳥◆
ディーンという強力な力を得た飛鳥。
しかし、自身の弱さという相変わらずの弱点を目の当たりにし、
強さの証明という名目のペストとの対戦でもボロ負けしている様子は…
ちょっと不憫だったかも。

それでも、"威光"の本質が見えてきたり、
フェイス・レスの戦い方に何か感じ入る部分があったりと、
今後の活躍が期待できそうなところに不覚にもワクワク感が止まりませんでした。

◆それぞれの戦い◆
それにしても今回は、主要キャラだけでなく、サブキャラ達も熱かったですね。

――十六夜に発破をかけられ、絶望の最中から奮起する"龍角を持つ鷲獅子"連盟。
――危機にある子供達を救うため、自らの誇りを掲げるジャックとアーシャ。
――十六夜を敵陣に送り込むため、命を賭けて突き進むグリー。
――ハーメルンへの思いを胸に、アウラと対峙するペスト。
――無力であっても、その恩義に報いるためグライア相手に一歩も引かないキリノ。
――飛鳥の思いに負けじと、自らを犠牲にしてまで決意を示すサラ。

本当にこの人達も格好良すぎです。

◆SUN SYNCHRONOU ORBIT in VAMPIREKING◆
今回のゲームの主催者として利用されたレティシア。
問題児×3ならこともなくゲームをクリアして
彼女を助けだすであろうことは想像に難くありませんでしたが、
どうあっても「ゲームクリア=レティシアの死」となるクリア条件の裏の意味に唖然。
にも関わらず、その根底さえひっくり返す問題児達には惚れ惚れしますね。

「春日部が言った通り、お前は何も間違っちゃいない。
そして春日部も間違っちゃいない。……だが俺が支持するのは、後者一択だ。
自己犠牲の出来る聖者よりも、物分かりの悪い勇者を助ける方が一〇〇倍好ましいね」
「悲劇になりきれねえのなら、俺がこの手で喜劇に変えてやる。――だから覚悟しろ。
俺たちは巨龍(オマエ)を倒して――完膚なきまでに救ってやるからな」
だろ?と耀に笑いかける。
耀もまた、精一杯の笑顔で応えた。


まったく、カッコつけすぎですよ。ねぇ?

   :

そして最期の巨龍戦。飛鳥が抑えに回り、耀が移動を担い、十六夜が撃ち抜く。
今までも3人が協力したシーンはありましたが、
本当の意味で対等に協力した今回のシーンに感動させられました。

◆まとめ◆
いやあ、実に面白かったです。
この総力戦という感じがもう熱い熱い。
まあその分シリアス成分も多めでしたが、
その辺は若干アホの子のキャロロや、"箱庭の貴族(恥)"で補ってくれてましたしね。
というか"箱庭の貴族()"に追従するフェイス・レスが面白すぎます。

黒幕っぽい存在も出てきましたし(今巻は顔見せ要素が強かったですが)、
ジンもなにやら面白そうなことを考えてますし、
実に先が気になる展開、まだまだ期待できそうです。

横線2
<5巻の感想を読む>
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<1巻の感想を読む>
横線1

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