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読了感想:たったひとつの、ねがい。


 【本日の読了】
 タイトル:たったひとつの、ねがい。
   著者:入間人間
   挿絵:のん
 レーベル:メディアワークス文庫
 my評価:A+

たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
彼女と知り合ったのは学生時代だった。
互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。
そして今日。俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。
下手に出て、お伺いしてみる。
恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。
彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。
つまり、良いよ、ということ?
やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。
それから、俺のもう一つの人生は始まった。

※公式サイト紹介文より

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆まとめ◆
これは…素直に面白いというにはあまりにも重く、非常に歪んでいるお話でした。
そもそもが内容が内容だけに「面白い」という感想も何かが違うような気がしますが。
しかし、それでも読んでる間中、このお話の結末がどうなるのか、
先が非常に気になって、ページを捲る手の止めどころがわからなかったのは
紛れも無い事実ですので、そういう意味では非常に面白かったのだと思います。
エピローグの衝撃もすごかったですしね。
(なので評価としては一応A+としてあります)
間違いなく人を選ぶ内容ですけど。

というか新年一発目がこの作品というのも我ながらどうかと思いました。

   :

以降の感想にはこの作品における重大なネタバレを含みます。
また、その中でも特に核心となる部分は反転表示としてあります。

そして未読の方へ。
グロ描写やエグい描写が苦手な方は、この作品は読まない方がいいでしょう。
(挿絵こそありませんが、かなりキツめの描写があります)
また、この作品については、極力ネタバレを排除した上で読むことをお勧めします。
―――――――――――――――――

◆プロローグ◆
このプロローグの途中までは普通の心暖まるお話だったんですけどね。
突如として謎の集団に拉致される主人公と彼女。
まあどう考えても碌な事にならない事だけはわかりきっていましたが、
拉致した連中に、彼女が生きながらに喰われていくのは正直背筋が凍る思いでした。
主人公の幻覚か、夢オチか、はたまた何らかのトリックか…とも
心の片隅で考えましたが、当然ながらそんなわけもなく。
まあ入間人間だしなぁ…。

◆復讐・前半◆
何の偶然か、拉致された場所が放火魔にたまたま燃やされたことで、
九死に一生を得た主人公。半身不随の車椅子生活を余儀なくされ、
日常生活すら中々満足に行かない状況ながらも、
復讐の着々と準備を進めていく様は…ほんと執念ですよねぇ。
まああんな体験をしたわけですし、当然といえば当然でしょうか。

別に復讐自体を否定するつもりはないのですが、
それでも水川の家族を躊躇いもなくさっくりと殺す様子は、
とうにどこか壊れているとしか思えませんでした。
特に次女殺しはヤバい。実行犯の血縁とはいえ、それ以外に接点の無い
小学校に上がる前の子供をあそこまで容赦なく痛めつけられるとか、
もう人の所業じゃないですよ…。
ここのシーンだけは冗談抜きで気分が悪くなりました。
(個人的にはプロローグのシーンよりキツかったです)

◆復讐・後半◆
着々と復讐の計画と準備を進め、実行していく主人公。
しかしこの主人公、これだけ復讐の念に駆られているのに、
決して焦らず、確実に復讐を成功させられる状況になるまで待つ、
というのがある意味ではすごいです。
さすがに相手から打って出られた後は待ってる余裕は無かったですが。

とりあえずプロローグや水川の復讐が凄惨すぎて、
復讐後半戦は少しインパクトに欠ける印象でした。
うん、確実に感覚が狂ってますね;

しかしここにきてまさかの放火魔の協力とは。
この放火魔、大して出番があるわけでもないのに、なんか印象に残ります。
他の入間人間作品にもさりげなく出てきそうなキャラだからでしょうか。

◆エピローグ◆
全ての復讐を終えた主人公。その結末は――

まあ一言でいうのであれば。
(↓ネタバレ反転)

し て や ら れ ま し た 。

まさか時系列が、「復讐編→→→プロローグ→エピローグ」だったとは…。
だからこれは入間人間作品なんだとあれほd

これ完全に主人公が悪いんじゃねーか、と。
復讐シーンであれこれ受けた印象をどうしてくれるんですか。
帯コメントに、「この物語に、同情の余地なんかない。」ってありましたけど、
ほんとにそのとおりすぎるじゃないですか。
というか微妙にあらすじ詐欺…。

結局の所、どうしようもなく救いようのない主人公ではありましたが、
それでも最後に羽澄に殺されるシーンは印象的でした。

(↑ネタバレ反転)
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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Author:木彫
ラノベを主食とする駄人間。感想については感覚優先で書いてます。

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評価内訳
私的評価の内訳です。

A+…とても面白かった!
A …面白かった!
B+…まずまず満足
-- 満足or不満足のライン --
B …やや合わないかも
C+…あんまり合わないかも
C …相性が悪かった…


【補足】
※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

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