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読了感想:天鏡のアルデラミン2


 【本日の読了】
 タイトル:天鏡のアルデラミン2
   著者:宇野朴人
   挿絵:さんば挿
 レーベル:電撃文庫
 my評価:A+

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンII (電撃文庫)
横線1
より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。
目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、
一度も外敵の侵入を許したことのない
大アラファトラ山脈に守られた軍事拠点、北域鎮台。
野盗の相手と山岳民族「シナーク族」の監視以外は
総じて暇な部署だと噂される、帝国最北の基地だった。
しかし、どこか訓練気分だった彼らを待ち受けていたものは、
想像以上に過酷で壮絶な──そう、本物の戦場だった……。

※公式サイト紹介文より

横線1

◆イクタ◆
相変わらず飄々とした態度ながら、彼の指揮・策略には舌を巻くものがありますが、
個人的にそれ以上に目についたのが、敵対相手への容赦の無さ…でしょうか。
勿論殺るか殺られるかという状況下で指揮官が容赦なんてしてられる訳もないですが、
それにしても、相手を殺すことに対してあまりにも落ち着きすぎているというか。
ある程度の実戦を経験してるような人間ならともかく、
通常であればマシューのような態度の方が普通だと思うんですよね。
(結局マシューの問いに対して回答してないですし)
前巻の両親の話含め、並々ならぬ過去があるであろう事は推察できますが、
一体どれだけの重い人生を歩んできたのでしょうか…。

デインクーンの問に対して、
「守りたい時に守るべきものをきちんと守りきれなかった時」と答えたイクタ。
そのあたりの行動理念も彼の過去に由来してそうな気がしますが、
それを踏まえて210P~のシーンを見直すと涙が出そうになりました。
(その辺の理由が無くても辛いシーンではありますが…)
しかしいくら科学の徒であろうがなんであろうが、
こんな時くらい感情任せの発言をしたとしても別に良いと思うんですけどね。
(当人にとってはそうではなかった、のでしょうけど)

◆シャミーユ◆
前巻の引きがアレだった割に、シャミーユ関連のお話はあんまり無し。
というかシャミーユ自体序盤しか出てきてないですけど。表紙なのにねぇ;

◆デインクーン・ハルグンスカ◆
最初に見た時はなんかすごい脳筋キャラだな…という印象でした。
実際直情径行の脳筋ですし、その脳筋さ故に若干おバカなきらいはありますが、
彼のその騎士としての真っ直ぐな信念に基づく行動は非常に好感が持てますね。
それだけにもう少しだけ行動を一歩留める思慮深さがあれば…と思えてなりません。
最期に自身の騎士のあり方の問いかけがありましたが、
間違いなく彼は立派な騎士であったと思います


とりあえず今巻の一番の驚愕はデインクーンの年齢。

◆対シナーク族戦線◆
前巻の模擬戦でも、指揮官の駄目さ加減がそのまま結果として表れていましたが、
今巻のシナーク族戦でもそれがより如実に表れていましたね…。
より最悪なのは、今回は紛れも無い実戦であり、戦争であったことでしょう。
正直な所、帝国側の迫害がそもそもの発端であることを考えると、
個人的にはシナーク族寄りの心情だったりはするのですが、
それでも帝国側の一般兵が無駄死にしていくのは正直見ていて辛いものがありました。
そもそも帝国側の迫害にしたって、サフィーダ等の一部の馬鹿のせいですしね…。

◆対シナーク族戦線 - 終盤戦◆
(↓ネタバレ反転)
物語途中で、シナーク族の背後に誰かがいるという話は出てきましたが、
やっぱりキオカでしたか…。
しかも亡霊部隊なんていう御大層な忍者みたいなのまで登場して、
さしものイクタでも読み切れない状況が出てきて、
もうどうなるのコレ状態でしたね。

そんな状態を辛くも切り抜け、ようやく一段落ついたと思った矢先に、
最後の帝国側の暴走。これは本当に酷かった。
あれはもう戦争ですらないでしょう。虐殺以外の何物でもないです。
(これはこれで戦争の側面とも言えるのかもしれませんが…)

最高に胸糞悪い光景でしたが、マジ切れしたイクタの行動で、
ほんの少しだけですが溜飲が下がりました。

「…言うべきことを言いたい時に全部言う。それは確かに僕のモットーさ。でも――」
「――お前たちを納得させるための言葉を、いつも僕が用意してやるなんて思うな!」

(↑ネタバレ反転)

◆まとめ◆
今巻も実に楽しめました…が、
それと同時に本当に痛くて重いお話でした。
シナーク族戦を切り抜けた次は、更なる試練のおまけつき。
果たして次の関門は如何にして乗り切るのか――。

   :

最後に。

孤高なる戦士、マシュー・テトジリチに敬礼ッ!

横線2
<読了感想:天鏡のアルデラミン3>
<読了感想:天鏡のアルデラミン1>
横線1

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※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

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