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読了感想:S.I.A.


 【本日の読了】
 タイトル:S.I.A.
   著者:長月渋一
   挿絵:NOCO
 レーベル:電撃文庫
 my評価:A-

S.I.A. ―生徒会秘密情報部― (電撃文庫)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
引きこもってネット三昧だった麻波守貴。
受験合格を機に、過去を払拭し高校デビューだ!……と試みた刹那。
彼は、謎の美少女率いる『生徒会情報部』に連行された。
彼は、生徒会会長閣下・遊氏茉絢から、こう指令を下される。
P2Pソフト『MX』『NY』の後継版、
脳内情報共有システム『OZ』に制御されたエリート校に『学生諜報員』として潜り込め、と。
学園に侵入した守貴は、そこで少女と運命の出会いを果たし──。

※公式サイト紹介文より

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

悪いことはするもんじゃないですね。
受験の際のカンニングがばれ、それをネタに余儀なく
ライバル校のスパイ活動をする羽目になった守貴は正直自業自得としか。
まあ諜報員に選ぶのは誰でも良かった訳ではなく、
守貴のある能力を買っていたのが理由なので
カンニングしてなかったところで、適当な理由(又は脅し)で
諜報員にされていたであろう事は想像に難くないですけど。

   :

いじめに端を発する引き篭もり生活から選択の余地のない諜報活動と、
流されるがままに行動してきた良い所なしの守貴ですが、
諜報活動の最中に出会った瑞穂を助けるためにとった行動は、
流されたものではありませんでした。
結局はとっ捕まってたり、ボコボコにされたりと、
決してスマートと言えた行動ではなかったかもしれませんし、
諜報員としては失格かもしれませんが、
間違いなく麻波守貴自身の意思によるものだったその行動には敬意を払います。
(まあ結局瑞穂を助けることが本来の目的にも繋がってたわけですが)

そして物語の終盤、遊氏に対して切った啖呵がしびれます。

「もうこれはあなたたちだけの喧嘩じゃないんです」
「僕は使いパシリでもなければ、復讐しに行くのでもないんです。
 ただ大事な友達を助けたいって、それだけなんですよ」


そして遊氏の腰巾着的な存在と思われていた蒼井も…

「自分は麻波のような男は好きではありません。
 しかし誰かのために己を顧みず戦う。そういう男のことは信用できます」


やだこの人達かっこいい。


しかし一ヶ月かそこらの訓練で、引き篭もりのもやし学生が
諜報員としてのスキルやら戦闘術やらを身につけられるものなのでしょうか…。
一応守貴の能力による部分もあるのですが、主人公補正がパないです。

   :

全体的にスリリングな展開あり、主人公の成長あり、燃える要素あり、と
大いに楽しめた作品…と言いたいところなのですが、、展開自体はちょっと残念でした。
※詳しくは後ほど


以下バレ要素強めの感想です。

―――――――――――――――――――――――

やっぱり途中からの超展開というかSF展開は個人的にマイナスでしたね…。
あらすじで脳内情報共有システムとかありましたし、
ある程度のフィクション的科学技術はあるだろうと思っていたのですが
(実際その程度であれば別に良かったのですが)
宇宙人からもたらされたオーバーテクノロジーとか
さすがに突飛すぎる設定で正直( ゚д゚)状態でした。
学園スパイ物ということですし、それっぽい雰囲気とかあると思うんですよ、やっぱり。

   :
桐生院や有栖の考えは、彼らが危惧している事自体は理解できなくもないですが、
やはり手段が強引すぎですね…全人類の脳内共有化とか
考えただけでも吐き気がするのに、トップがそれを好きに書き換えれるとか。
丸州学園内では既に行われてましたが、それが国家レベル、世界レベルになるとか、
もう独裁とかそういうレベルの話じゃないですね。新世界の神気取りですか。

しかしこの辺はフィクションならでは、という部分が大きいですが、
現実世界でも脳波を感知して動作するデバイスとか出始めてるので、
OZの思考を視覚化するような技術位なら現実に出てきてもおかしくなさそうですよね…。
まあ仮にあったとしても当分先の未来だとは思いますが、末恐ろしい話です。

   :

そして表紙・口絵とイラストではやたらと存在感を放っている遊氏ですが、
物語中ではほとんど空気でしたね…。
遊氏がメインヒロインだと思っていた時期が僕にもありました。
むしろまだ亜子の方がヒロインやってます。
(まあ亜子は守貴の別の可能性を体現したキャラなので、
ヒロインとはまた立ち位置が違うんですが)


そういえば守貴の別の可能性といえば、マナミちゃんも十分別の可能性と言えそうな。
というか似合いすぎです。女装は潜入捜査の基本ですよね!ね!
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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A …面白かった!
B+…まずまず満足
-- 満足or不満足のライン --
B …やや合わないかも
C+…あんまり合わないかも
C …相性が悪かった…


【補足】
※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

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