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読了感想:神武不殺の剣戟士

   
 【本日の感想】
 神武不殺の剣戟士
アクノススメ
   著者:高瀬ききゆ
   挿絵:有坂あこ
 レーベル:ファミ通文庫
 my評価:A

横線1
帝都剣術学校。
悪を自称する清水龍人が入ったその学校は、
新式蒸気機関による近代化に沸く帝都オオエドを刀剣犯罪から護る華。
そして、「決闘」を教育の一環と見なす物騒な所だった!
決闘否定派だった龍人も、天才剣士星村千歳に辻斬り犯と間違われて闘う事に。
人を斬らねば強さは得られない。と語り、殺す気で来る千歳。迎え撃つ龍人。
だが、彼は不殺主義者で――。

※公式サイトより

横線1

◆総感◆
第15回えんため大賞特別賞受賞作!

自らを悪党と称し、剣士でありながら不殺を貫き通す主人公・清水龍人。
そんな彼が貫き通す悪党道が(コメディ的な意味で)実に面白い! …アレ?
(なんか想像してたのとだいぶ違う…;

彼が本当に悪党なのか、あるいは偽悪的な人物なのか、
読む前はそのどちらかを想像してたのだけど…これは想像以上に善人で大バカでしたわ;
やってることは紛れも無い善行なのに、ほとんどこじつけとしか言い様がないレベルで
それらの行動を悪行に結びつけている龍人が面白すぎる。
(しかも多分本人は本当に悪行だと思ってる;)
百合花との(一方的な)掃除対決とかもう紛れもないバカ;
これでもかという位の悪人ヅラで、三角巾とエプロンを装備して、
「クククッ、大したことねえなぁ」とか不敵に言っちゃう龍人には腹を抱えて笑った。
有坂さんの絵がナイスすぎる!

加えて、時代背景的には大正時代辺りのイメージだと思うのだけれど、
何故か女性向けの掛け算的な同人誌があったり、
龍人達が「俺のターン、ドロー!」とかいってTCG的なゲームをやってたり、
メイドカフェらしきものがあったり(これはむしろ普通にありそうか?)、
お前ら何やってんだよ!と突っ込みたくなる世界観にも噴いた;
世界観とか雰囲気的な統一感の無さという意味ではどうなのよ?と
思う部分が無いわけでもないけど、
でも大正時代って割と何でもアリな雰囲気もあるから
これはこれで違和感がなかったりする。

   :

とまあ、どうにもコメディ部分がツボに嵌りすぎてそっちにばかり注視してしまうけど、
主題と思われる剣術の方についてもなかなかどうして。
それぞれが師事する剣術の流派を以って、対峙する剣士達の戦いが熱い。
(まあ戦う動機は"勘違い"が大半という気もしたし、"剣"じゃない人もいたけど;)
それぞれの流派の性質に対してもきちんと説明がなされていて、
なかなか趣があって面白い。
(巻末の参考文献から察しても、まんざら適当な事書いてる訳ではなさそうだし)

▼▼▼クリックで感想を全て表示(ネタバレ注意!)▼▼▼


   :

正直な事を言えば、龍人が悪党に傾倒するようになった理由が
「え?それだけ?」と思うような話であったり
(いや当人的には大問題だったのだろうけど)、
読む前のイメージとだいぶ異なってたりもしたのだけれど、
龍人を中心とした千歳やレン達の日常シーンは面白いし、
笑いのツボはストライクだし、バトルシーンも上々と、
十二分に面白いと思える内容だった。

著者紹介文を見る限り、作者様は同県在住の方っぽいので、
そういう意味でも応援したいかなー、なんて部分もあったり。

   :


………そして何故これが特別賞なんだろう;
やっぱり応募時点からはだいぶ改稿されてるのかしらね。

というか割と真面目に奈落の方と賞取り違えたりしたのではと思う部分も(小声
まあ多方面に失礼だしあんまり言うつもりもないけど…
(僕の好みと審査の着眼点は違うだろうし)


横線2
<2巻の感想を読む>
横線1

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Author:木彫
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評価内訳
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A+…とても面白かった!
A …面白かった!
B+…まずまず満足
-- 満足or不満足のライン --
B …やや合わないかも
C+…あんまり合わないかも
C …相性が悪かった…


【補足】
※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

▼2014/10/18以前▼
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