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読了感想:B.A.D.12

   
 【本日の感想】
 B.A.D.
12 繭墨は自らの運命に微笑む
   著者:綾里けいし
   挿絵:kona
 レーベル:ファミ通文庫
 my評価:A

横線1
「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」
再び内臓落下事件が起きた。
いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、
反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。
最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。
人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。
それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、
だからこそ救わねばならないはずだったのに……。

※公式サイトより

横線1

◆総感◆
相変わらずの小田桐の自己満足っぷりが素敵すぎる!(挨拶
まあ確かに紅い女の危険度は今までの比じゃないし、
白雪を遠ざけようって気持ち自体はわからないでもないよ?
でも今まで散々似たようなことやっておいて、白雪の気持ちも知った上で
またしてもこんな選択肢を採ろうとかもうね。
一応一族の方からのストップもかかっていたとはいえ、
今なお同じ選択をする小田桐が相変わらずの偽善自己満足っぷりで
呆れを通り越して笑ってしまう。
そうだ今度からこういう自己満足行為をオダギるとでも呼ぼう。これは流行r(ナイナイ

とはいえ、そんなオダギりまくりな小田桐ではあるけれど、
そんな彼に救われた人間も少なからすいる訳で。
小田桐の元に、雄介が、唐繰舞姫が、久々津が、
そしてやっぱり白雪が集ってくることに、
まあなんのかんのいって結構人望あるんだよなぁ、とも思ってしまう。
それにしても最近の水無瀬のご当主様は随分とアグレッシブですね!
小田桐にくっついて離れない白雪が可愛いといったらないなぁもう。

   :

小田桐が繭墨を助けようとするのは、彼の腹を塞ぐ人間がいないからで。
代わりにそれができる人間がいるとしても、なおその選択ができるのか──
という繭墨の問いに、矛盾した心情を抱えて即答できない辺りは
やはり小田桐だよなぁ、と苦笑。
(まあ小田桐の立場からすれば複雑な所ではあるんだろうけどね)
たとえ"大嫌い"な存在であったとしても、決して憎んでいるわけではなくて。
繭墨のせいで死にかけたことも多数あれど、
彼の人生を一変させる事になった事件より先、
最初から唯一側にいてくれた存在であり、
白雪や雄介といった人たちと縁を繋いだ存在でもある。
口ではあーだこーだ言ってたって、
そんな存在を"あの小田桐"が見捨てられる筈もないんだよね。

そして件の繭墨の方も。
小田桐の腹を塞ぐ代替を用意することで、
敢えて自分を殺させるような思わせぶりな発言をとってみたりはしているものの。
どうにも小田桐に対して普通の(はさすがに無理かもしらんけど)生活に戻れるように、
色々と気遣っているようにも見えるんだよなぁ。
こっちもこっちで、小田桐の事はただの"興味対象"位にしか
思ってなさそうだったのに、ね。

まあ確かにこの二人、「自分を生かしてくれる存在」と、「興味対象」という
なんとも歪で即物的な相互関係ではあるし、実際そういう部分も大きいのだろうけど、
それでも「唯一側にいてくれる存在」と、
「唯一自分を"繭墨あざか"として見ない存在」でもあった訳で。
そう考えると、今回のような展開も決して不思議ではないのかもしれない。
見方によっては結構良いコンビ…なのかも。
もっとも、普通の物語の主人公とヒロインのような関係は望むべくもないし、
ここまで言ったって繭墨の方は"単なる気まぐれ"である可能性も
否定はしきれないんだけどね; だって繭墨だし。

▼▼▼クリックで感想を全て表示(ネタバレ注意!)▼▼▼



泣いても笑っても次巻が最後。
今回の結末を否定した小田桐は、最後に何を掴み取ってくれるのか。


 ■■■■■

「そんなこと言ったってねー、だってだよー、小田桐君?」

なんだろう。あくまで遠くから叫んでるからこういうセリフなだけなんだけど、
妙に間延びした感じで繭墨っぽくなくてちょっと可愛いとか思ってしまった;

   :

「会場、小田桐さんのアパートに決まってるんで。さっさと済ませましょうよ」

最大の山場を前に、当然の如くここに戻ってくるんだと言わんばかりの雄介のセリフ。
繭墨のおかげで小田桐の人生は散々だったけど、
こんな戻って来るべき日常があるのも繭墨のおかげでもあるんだよね。
もちろん、小田桐が取ってきた行動が一番大きいのだけれど。

横線2
<13巻の感想を読む>
<11巻の感想を読む>
<10巻の感想を読む>
<9巻の感想を読む>
横線1

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※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

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