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読了感想:God Bravers


 【本日の読了】
 タイトル:God Bravers
   著者:永原十茂
   挿絵:コミズミコ
 レーベル:スーパーダッシュ文庫
 my評価:C

God Bravers 君の勇者に俺はなる! (集英社スーパーダッシュ文庫)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
神様のコンピュータ、その「地球フォルダ」にはびこるウイルス――人間。
ウイルス駆除を目的としたゲーム「God Bravers」が、突如として幕を開けた。
地球が舞台の剣と魔法と冒険もの。ただしプレイヤーは神様で、敵は人間で……。
神様が勇者を操作し、ゲームクリアの豪華商品を手に入れるため、
人類を滅ぼしにやってくる!
そんなゲームのラスボス――魔王に選ばれた少年・榊ユウトは普通の高校生。
ユウトが死ねば、神様の勝ち。人類は即刻滅亡である。
彼に課せられた使命は、勇者に対抗するべく最強の魔王軍、
そして四天王を集めること。
正義のヒーロー「格闘家」の望月波、世界征服を夢見る少女「召喚士」大空明音、
お調子者の「砲撃士」坂本輝。さまざまな人物と出会い、
漠然と勇者との戦いに備えていく中で、
ユウトは一人の少女と出会う。人間不信の「白魔道士」星崎湊。
「ヒーローは心まで救ってくれる」そう言う星崎に、容赦なく勇者が襲い掛かり……。
星崎の心を救うべく、人類の未来をかけたユウトの戦いが今始まる!

※公式サイト紹介文より

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第11回スーパーダッシュ小説新人賞特別賞受賞作。

この作者、17歳の現役高校生だそうです。
ラノベとはいえ、高校生で受賞ってあんまりいないと思うので、
ただひとしきり、すごいなぁと思うばかりです。
(他に高校生で受賞したのって日日日さん位しか知りません。
他誰かいましたっけ?)

ですが…

んーーーー、申し訳ないですがちょっと僕には合いませんでした。
設定見た限りは面白そうだと思ったんですけどね。
やっぱり年齢が倍近く違うと感性もだいぶ違うんでしょうかね。
(あくまでも"倍近く"です。"倍"じゃないですよ。超重要。)

終盤で主人公が湊を救うシーンとか、
いい意味で「これが若さか…」とか思ってしまう部分もあったんですけどね。
エピローグのラブコめいたシーンも結構好きなんですけどね。

正直それ以上に、全体通して悪い意味で気にかかる部分が多くて。
(その辺は後述します)
他にも良いシーンとかあったのかもしれませんが
どうにも全体のちぐはぐ感とでもいいますか。
いまひとつ感が拭いきれず、あんまり楽しめませんでした。

まあ作者さんもまだ若いですし、設定自体は面白いと思うので、
これからも是非精進して欲しいと思います。
(一読者がに何を偉そうに言ってるんだ、って感じですねゴメンナサイ)


----------------------------------------------
以下、バレ要素大&マイナス感想だらけです。
この作品が好きな方、これから読もうと言う方は
自己責任で閲覧をお願いします。
----------------------------------------------

■細かい矛盾・ツッコミポイントについて

・魔王(主人公)のパラメータが神サイドの不手際で超弱になったよ!直せ!
 →サービス開始が3日後。修正パッチは作るけど、いつになるかわかりません。
 
 いやあのネトゲなんですし、1キャラ分のパラメータ弄って
 クライアントに充てるのなんて3日あればサービス開始まで余裕で間に合うんじゃ…
 ましてや神様のトンデモテクノロジーあるのに。

・初期の初期、逃げ足パラメータが1万もあるよ!でも狼型MOBから逃げるのがやっとだよ!
 
 終盤でスピードパラメータに1万振った時、超速で動いてたみたいですが…
 仮にスピードと逃げ足が別物だとしても、逃げ足の方が一極集中なわけですし、
 逃げる方が速いよね普通に考えて。

・魔王のお仕事!まずは四天王を任命してね!by神様
 
  主人公「俺、実は魔王なんだ」
  ヒロイン「…はぁ?」
 
 とりあえず、魔王証明ができる方法くらい用意してあげて下さい神様。
 ちなみに途中でコスモス(神様)が証言してるシーンもありますが、
 それだって正確な意味での証明にはなりませんよね…。
 (明音は信じたようですが)

・勇者が攻めてきた!予定より明らかに早い!どうしよう!策がない!
 
 いや四天王任命すれば強くなるって最初っから言ってるんだから
 クラスメイトの誰か任命しようよ…。

・勇者の軍勢、実に10万人!そんなに多いの!?
 
 多すぎにも程があるような。ていうか、
  
  勇者が手を振りかざすと、彼と勇者の間にたちまち勇人の人だかりができてしまった。
  勇者を十万人の人々がぐるっと取り囲む。
  

 …中央駅周辺ってどんだけ広いんでしょうか。10万人って尋常じゃない多さですよ?
 ぐるっと取り囲むだけで相当時間かかると思いますが。
 ※「勇人」っていうのは勇者の配下の総称です

・このゲーム「GodBravers」は神様=プレイヤー、人類=敵だよ!
 プレイヤーが魔王(主人公)を倒したらゲームクリア!全人類は滅亡しちゃいます!
 
 …これって主人公サイドにクリア条件無いから、どう考えても無理ゲーですよね。
 いくらプレイヤーが死んだらLV1、スタート地点からやり直し、とは言っても
 リトライが出来る以上はいくらでも襲ってくるわけですし。
 そのくせ人間サイドは一回死んだら廃人になるから実質リトライ不可ですし。
 まあ神サイドからすれば人類を救済する理由なんて全くないんですけど、
 さすがにこれは…。

■合わなかった点

なんというか物語前半のキャラのノリが軽すぎてどうにも…。

・魔王(主人公)が死んだら人類滅亡
・魔王以外は死んだら時間経過で復活!でも心を無くしてしまいます。

背景ルールが滅茶苦茶重い&どシリアスなのに、
主人公のクラスメイトs、お互い魔法とかスキルでドンパチ始めてるとか…。
輝がHPが0にならなきゃ死なないんだからだいじょーぶ!とか言ってるけど
そういう問題じゃないでしょうに。またゲーム脳がどうこう言われますよ。

別に通夜みたいにしろとはいいませんが、あんまりにも緊張感なさすぎです。
現実逃避してるとか、頭から信じてない、ってわけでもなさそうですし。

挙句、明音に至っては、PTに入ろうとしない主人公に対して
実力行使仕掛けてきますし。割と真面目に殺しにかかってましたよね?
いくら魔王と知らなくても、廃人になることは知ってるはずなんですが。

作者的には笑うシーンのつもりで書いたのかもしれませんが、
僕にはちょっと…。

   :

主人公も少々あたm緊張感が足りなすぎですね。
政府が、「魔王は保護するから名乗り出て!」って言ってて、
束縛されるのも面倒だし、明らかにクラスメイトの方が強いし、
ってことで特に名乗り出ようとはしてませんが、
だったらせめてクラスメイトに事情話して護衛してもらうとか、
多少強引でも四天王任命するとかやるべきことがあると思うんですが。

他にも、
・湊達を助ける!→湊を庇う→湊がシールドを張ってくれたおかげで
 なんとか死なずにすんだぜ…
ほとんど無策で庇って、運良く死ななかった的な発言ですが、
お前死んだら湊もろとも全人類滅亡だっt(ry

   :

やっぱりね、デスペナルティがシビアってレベルじゃねーぞ、なのに
悲壮感とか決意とか生存本能とか色々そういうのが足りてないんですよね。
その割にコメディ成分が多い。

もっと全体的にデスゲーム色とシリアス分を強めにする、
もしくはいっそ、デスペナを緩くして基本コメディ時々真面目、
みたいなのにした方がよかったんじゃないでしょうか。

スルーするにはちょっと…という部分が多めでした。残念です。
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ジャンル : 小説・文学

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C+…あんまり合わないかも
C …相性が悪かった…


【補足】
※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

▼2014/10/18以前▼
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