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読了感想:アニソンの神様


 【本日の読了】
 タイトル:アニソンの神様
   著者:大泉貴
   挿絵:のん
 レーベル:このライトノベルがすごい!文庫
 my評価:C

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「はじめまして! エヴァ・ワグナーです。一緒にアニソンバンド、やりませんか?
」――アニソン好きが高じて、ドイツから日本へとやってきた少女、エヴァ。
彼女の夢は、アニソンの聖地・日本でアニソンバンドを組むこと。
今、その夢が動きだす――。第1回「このラノ」大賞作家が描く、音楽と青春。
『CHA-LA HEAD-CHA-LA』から『太陽曰く燃えよカオス』まで、
すべてのアニソン好きに贈る、友情物語!

※公式サイト紹介文より

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アニソン大好きドイツ人JKが単身日本に乗り込んで
アニソンバンド結成(と文化祭での発表)を目指すお話です。

これぞ青春!って感じですね。
知り合いすらいないまったくの異国の地にも関わらず
自らのやりたいことの為に行動する姿が眩しいです。
眩しすぎて僕みたいな非リア充には直視できません…。

メンバー集めで一悶着あり、集まってからも若干悶着ありと
定番のイベントをこなしつつも、
最後のライブにこぎつけた場面では柄にもなく少々鳥肌が。

…なのですが、どうにも素直に楽しめなかったのは
気に入らなかった部分が良い所以上に目立ったからでしょうか。
(詳細は後述)

   :

とりあえず、速攻ボツったらしい蟻ラノベが超気になります。
出ても多分買いませんけd

---------------------------
以下、気に入らなかった部分
---------------------------
※この作品が好きな方や、これから読もうという方は
 自己責任で閲覧して下さい。結構長文&バレ要素強めです。

キャラについて。
バンドメンバーの京子が好きになれませんでした。
(ぶっちゃけるとかなり嫌い。)

メンバー探しの時に、エヴァが弦人を引き入れようとするシーンで、

 メンバーに誘うも加入を断られる
 → 断られた理由を曲解して再度勧誘
 → 弦人がかなり容赦無い物言いで断る
   (主にアニソンを見下す発言)

というシーンがあります。

弦人が2回目の勧誘を断った後、京子がクズ呼ばわりしてますが…
ええっと、京子って変な目で見られたくないから
周りにアニソン好きを隠してるんですよね?
つまり周りの友人も(程度の差はあれ)弦人と同じような
考えを持ってる、って思ってるわけですよね?
友人もクズだと思ってるんでしょうかこの人。

確かに弦人の高二病じみた発言も問題かとは思います。が、
一度断っている(この時は愛想こそないものの普通に断ってます)
にもかかわらず発言を曲解された挙句懲りずにまた一方的に勧誘されたら
発言が荒くなるのは仕方ないと思うんですけど…。
(それはそれで少し気が短いと言われそうですが)

このシーン、京子に限らず他2人のメンバーも
結構酷いこと言ってますけど、そこまで言うほどのものかなぁ、と。
エヴァ達が普通に活動してる所に、勝手に上がり込んで見下す発言したとかなら
それはクズ呼ばわりも止むなしでしょうが、
これ勝手に上がりこまれてるのむしろ弦人の方ですからね?

それとこの京子という女、琴音がメンバー募集の張り紙を見て
加入希望してる所に、実力見せろとか素人お断りとか言ってます。
確かに理屈としては間違ってるわけではないのですが、
なんでお前が仕切ってんの、と。張り紙にはそんなこと書いてないですし、
それを決めるのはエヴァだろう、と。

それからアニソン好きを隠したい癖にアニソン狂のエヴァがいるカラオケで
タイアップ曲歌うとか、もう訳わからないんですよ、この人。
まあタイアップ曲だけでアニソン好きだと断じて来るエヴァも大概ですけど。

   :

最後の文化祭ライブについて。
この作品、実在のアニソンがばんばん出てきます。
それ故に出てくるアニソンを知ってると情景が想像しやすいと思います。
が。僕はそこまでアニソンに詳しいわけではありません。
(作中で知ってる曲は半分くらい)

そのため最後のライブで、

 一曲目 → アニメも見た上、楽曲自体も購入してます。
 二曲目 → アニメ自体は見ましたが、挿入歌という関係上、曲は覚えてません。
 三曲目 → アニメも曲も知りません。

という事となってしまい、
話はだんだん盛り上がってくのに、
読み手としてはだんだん想像が曖昧になり盛り下がってしまうという怪現象が。

   :

最後に。
あくまで個人的な考えですが、
アニソンというからにはそのアニメの為に作られた曲である必要があると思います。
逆に言えば、アニソンは元アニメあってこそアニソンだと思うのです。

つまり「アニソン」という括りに拘るなら、
その元アニメを蔑ろには出来ない、ということです。
特定の曲(アニソン)が純粋に好きだから…とかなら
別に「アニソン」で括る必要はないと思うのです。
(作中でエヴァがアニソンを「ジャンル」として扱ってますが、
そもそもアニソンは音楽性とか楽器とかの「音」に関する
ジャンルではないでしょう)

ですがこの作品においては「文化祭ライブ」が目的であり、
このライブの聴衆は基本「元アニメなんて知らない一般人」です。
そうなれば、そこで取り扱われるのはもはや「ただの曲」です。
となればもう「アニソン」なんて括りは演奏側の自己満足でしかありません。
(ましてや演奏するメンバーすら、元作品を知っているのは
おそらくエヴァだけだという、自己満足と言うことすら怪しいレベルです)

もちろん現実のイベントならそんな細かいこと
いちいち気にもとめないと思いますし、僕も気にしません。
アニソン大好き!だからアニソンバンドやりたい!大いに結構です。

しかしこれはラノベという「作品」であり、
その上でやたらと「アニソン」という括りに拘っているように僕には思えました。
ならば「アニソン」ということにもう少し意味を持たせないと
作品としては弱いかな、と思うのです。
(メインとしての題材が元ネタありきのものなのに、
作中でその元ネタが殆ど機能していない、
とでも言えばいいのでしょうか。)

あとがきで作者が「アニソンを扱った作品って聞いたこと無い」と
言ってますが、聞いたこと無いのは
「そもそもそんな簡単に扱える題材じゃないから」という気がします。

   :

とまあ、なんだかこの作品を楽しめなかった理由をまとめてたら
結構な長文になってしまいました。スミマセン。
(最後のについては読みながら思ってたことではなく、
読んでた最中になんとなく引っかかりを覚えたことを
突き詰めていったらこういう結論にたどり着きました、な感じなのですが)
普段なら絶対にこんなめんどくさいこと考えないんですけどね…
なんででしょう?知るかよ、って話ですねゴメンナサイ。

なお、これはあくまでも僕個人の考えであり、
この作品が面白かった!という人や、
アニソン観が異なる人を否定するものではありませんので、
石は投げないでくださいね。
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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A …面白かった!
B+…まずまず満足
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B …やや合わないかも
C+…あんまり合わないかも
C …相性が悪かった…


【補足】
※A+が最高評価ですが、そんなにレアな評価ではないです。一定ラインを超えて面白いと思えば気軽に付けてます。(なので同じA+の作品でも内部的には結構ブレがあったりしますがご了承下さい)

※基本的に評価はシリーズ二作目までにしか付けてませんので、こちらもご了承下さい。

▼2014/10/18以前▼
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